鮮やかな金福寺
一乗寺エリアにおいて、ぎゅっと空間を圧縮したような場所、
それが金福寺です。
うららかな午前の光を浴び、期待に胸が膨らみます。
圓光寺の鉄舟和尚により再興されたお寺ですが、鉄舟は松尾芭蕉とも親交が深かった人で、
ここ、芭蕉庵は鉄舟が、芭蕉を偲んで名付けたのですが、その後、荒廃していました。
しかしおよそ100年後、与謝蕪村が再興し、現在の姿となっています。
この時期、金福寺は鮮やかな紅葉で包まれます。
「吾唯足知」(われただたるをしる)。
いつ来てもぐっとくる言葉です。
ここが芭蕉庵。
静かに日の光を浴びています。
まさに秋晴れの一日。
心地の良い日差しに穏やかな気分になっていました。
今日の一句
「目をつむる 香る秋気と 葉の会話」
by davidmittu
| 2014-12-03 08:06
| ぶらり